残存強度試験

ロープ・スリング総合カタログ.comを運営するナロック株式会社では、経年時の強度低下率を確認するためにロープ・スリング・ワイヤの残存強度試験を実施いたします。
具体的な内容としては、使用するロープの引張試験を行い、強度低下を実測値で測定いたします。 お客様にてご使用中のロープ・スリング・ワイヤを採取し、当社の紀の川工場にて試験を実施いたします。 お客様がご使用中の商品の使用状況の把握、安全性の確認を行い適切な交換時期を設定するために有効です。
ロープ・スリングは、取替時期が遅れてしまうと重大な事故を引き起こす危険があるため注意をする必要があります。また、摩耗や断線によって径が細くなり次第に強度を失っていきます。その他にも、腐食によって目視で確認する以上に脆くなっているということも考えられます。ロープ・スリングを取り扱う上では、正しい知識、見識を身に付け残存強度について理解を深めることが重要となります。
残存強度試験サービスで得られるメリット
適切な交換時期の把握

残存強度試験サービスによって、お客様が使用しているロープ・スリングの使用状況を適切に把握することができ、最適な交換時期についてアドバイスをさせて頂きます。
使用状況の整理

お客様がお使いのロープ・スリングに関しての使用状況について整理することができます。ロープ・スリングは使用していく中で摩耗・劣化・腐食等によって強度が不足していきます。
残存強度の数値把握

ロープ・スリングは使用していくにつれて強度が低下していきます。その強度に関して、現状度の水準まで保たれているのかということを数値ベースで把握することができます。そのため、わかりやすくスムーズに意思決定をして頂けます。
残存強度試験サービス
ロープ・スリング総合カタログ.comが実際に行った残存強度試験サービスの作業風景です。
1500kN試験機での残存強度試験

引張試験機による残存強度試験中。
1500kN試験機での残存強度試験

残存強度の試験後、破断したロープです。